映画「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」感想 ⚠️ネタバレ有り
少し遅めですがピカデリーで「夜空はいつでも最高密度の青色だ」を見てきました
こちらです
予告編がこちら
最果タヒ先生原作の「夜空はいつでも最高密度の青色だ」と言う詩集が映画になりました
内容を簡単に説明すると工事現場で働いている片目の見えない男と作り笑いや日々に息苦しさを感じてる看護婦の女の恋愛映画です
今回大好きな池松壮亮さんが主演と言うことで見に行ったのですが凄く良かったです。クズ男ではない池松壮亮が見られました
作品内でもタヒ先生の詩をセリフで使っていてとても綺麗な映画でした
ですが見ている途中共感出来て胸が苦しくなったり息苦しさを感じる描写もリアルで素敵です
パンフで池松壮亮さんも言っていたのですが慎二は、大袈裟ではなく世界一優しい男だなぁと言う感想
普通自分の下の階に住んでいるお年寄りのゴミ出しに協力しないし仲良くならない 東京という街は、どんどん人間関係が希薄になって行く街で下の階に住んでいるおじいちゃんのゴミ出しを手伝い本を借りて感想を言い合って、それほど仲の良い訳ではない友人の死を悲しみ お通夜は自分ひとりでやると言う事ができる若者は居ないと思います。
不安になると饒舌になる慎二全くもって無意味な言葉を紡いでいく変わった人ですがそこが美香には丁度良かったのかなぁと思います
ふたりがくっつくまで長く映画の終盤でようやくくっつきます。キスも手を繋ぐ事もなく不器用な恋をしていくのですが
あーめっちゃ恋してる と言うのが伝わってきます
最後に職場の同僚が全員やめてしまったり理不尽な死を見たり息苦しい現実で生きていたり何処か自分と重なる所があると思います。おすすめなのでぜひ見てください
それと作品内で街を歩いている人がほぼ全員スマホをいじりながら歩いていたり当たり前の光景なんですがとても異様に見えました
明日からスマホを触らず空を見てみよう そんな事も考えられる作品です